【AWSで独自ドメイン、TLS/SSLのWordPress】シリーズの 9 回目の投稿です。
AWS で独自ドメイン、TLS/SSL の WordPress を構築する際、WordPress を EC2 インスタンスで稼働させます。そのため、WordPress が動く EC2 インスタンスを作成します。なお、WordPress のインストールや設定、データベースの構築や設定を極力省きたいため、既に WordPress とデータベースの一式がインストールされ、その設定がされている Amazon マシンイメージを使用します。そうすることで、EC2 インスタンスを起動したと同時に WordPress を使い始めることができます。
AWS マネジメントコンソールを開き、EC2 に入ります。
インスタンスでインスタンスの作成ボタンをクリックし、インスタンスの作成をクリックします。

Amazon マシンイメージ (AMI) 画面が表示されます。画面左側メニューの AWS Marketplace をクリックします。

AWS Marketplace には多数の AMI があるため、検索して絞ります。

検索窓に wordpress と入力すると、WordPress に関する AMI が表示されます。その中で、1 番目に表示され、レビュー数も多く、評価も良さそうな WordPress Certified by Bitnami and Automatic を選択しました。

選択ボタンをクリックすると、AMI に関する情報が表示されます。2020年 4 月時点では、表示されている中では t3a.micro が最も料金が安いようです。Continue ボタンをクリックします。

インスタンスタイプの選択画面が表示されます。デフォルトでは、t3a.small が選択されていました。

デフォルトで設定されているインスタンスタイプを使用するのも良いと思います。私は、利用料金を抑えるために t3a.micro を選択しました。次のステップボタンをクリックします。

インスタンスの詳細の設定画面が表示されます。デフォルトでは、ネットワークにはデフォルトの VPC が設定されています。

ネットワークは、デフォルトの VPC ではなく、WordPress 用に作成した VPC を選択して設定します。

VPC を設定すると、サブネットの選択を求められます。ロードバランサーを使用するため、VPC にはサブネットを 2 つ作成しています。ここでは末尾 “-1a” の方を選択しました。
ネットワークとサブネットの設定以外はデフォルトの設定のままです。次のステップボタンをクリックします。

ストレージの追加画面が表示されます。デフォルトでは、汎用 SSD の 10 GBでした。ここではデフォルトのままとしました。次のステップボタンをクリックします。

タグの追加画面が表示されます。

インスタンスを見分けやすくするために Name を設定しておきます。タグの追加ボタンをクリックし、キーは Name を設定し、値には自分にとってわかりやすい名前を設定します。次のステップボタンをクリックします。

セキュリティグループの設定画面が表示されます。SSH, HTTP, HTTPS がデフォルトで設定されています。

新しいセキュリティグループを作成するを選択し、セキュリティグループ名と説明を入力します。自分にとってわかりやすい名前を設定します。また、ソースに “, ::/0” を追加で入力します。これは IPv6 のための設定です。確認と作成ボタンをクリックします。

インスタンス作成の確認画面が表示されます。

インスタンス作成の確認画面をスクロールさせると、セキュリティグループのソースの追加設定も反映されています。
表示されている内容に問題が無ければ起動ボタンをクリックします。

下図のようにキーペアに関するポップアップが表示されます。ここでは新しいキーペアを作成しました。

新しいキーペアを使用する場合は、キーペア名を設定し、キーペアのダウンロードボタンをクリックし、キーペアをダウンロードします。キーペアをダウンロードした後、インスタンス作成ボタンをクリックします。

作成ステータス画面が表示されます。

ここで、使用手順の表示ボタンをクリックし、今回使用する WordPress の情報を確認しておきます。

インスタンスの表示ボタンをクリックすると、インスタンス画面に戻ります。ステータスチェックが、”初期化しています” になっています。

約 3 分後にインスタンスのステータスチェックが合格になっていました。

最後に、インスタンスの起動ログから WordPress にログインするためのユーザー名をパスワードを確認します。アクションボタンをクリックし、インスタンスの設定を選択し、さらにシステムログの取得を選択します。

ここでは、下記のようにユーザー名とパスワードが出力されていました。

システムログ画面を横にずらすとパスワードを全部確認できます。
